2018年6月30日土曜日

タワーマンションの上層階に住むということ


タワーマンションの上層階に住むというのは、最近の都市部では珍しくは無くなってきました。特に首都圏ではタワーマンションが乱立しているため、多くの人がタワーマンションに暮らしています。私は、職場近くのタワーマンションを購入し、平日はそこから職場に通っています。
そこで、タワーマンションに住むということのレビューをしようと思います。



ただ、マンションがそれぞれに違うのと同様にタワーマンションもそれぞれ違います。なので、私が住んでいるマンションについてのレビューであって、タワーマンション一般的には言えない事も含まれていますが、ご了承ください。
(画像は一般的な画像を使用しています)


1.眺望

タワーマンション上層階の一番の売りは、なんといっても眺望です。私が住んでいる高さは、ほぼ東京タワーの第1展望台と同じです。東京の港区のように、タワーマンションが乱立していると、他のマンションに視界を遮られてしまいますが、私が住んでいるマンションは少なくとも南側には何も視界を遮る建物は無く、南側の部屋なので晴れた日にはだいぶ遠くまで見えます。
どんな景色でも見飽きるとのレビューもありますが、自分が住んで行る街を俯瞰するというのは飽きることがありません。入り込むことができるシムシティをずっと眺めているような感覚です。
新たな発見があれば、実際にそこまで行って見ることができるのです。
また、夏はいろいろな場所で花火大会がありますが、近くや遠くに打あがる花火をバルコニーから眺めるのも風情があります。


2.人間関係、ご近所付き合い

私の周囲だけかも知れませんが、非常に希薄です。廊下やエレベーターで住人に会ったら挨拶しますが、同じフロアの住人は1世帯しか顔を知りません。その家族も、朝エレベーターで、一緒になる頻度が高いので知り合った程度です。
新築で入居して表札を出していましたが、隣が数日後から入居してきた際に特に挨拶もなく、こちらから行くのも違う気がして挨拶の機会を失ってそのままです。挨拶の品も用意していましたが、無駄になりました。
また、タワーマンションには住んでいる階によるヒエラルキーがあると言われることが多いですが、そもそも人間関係が希薄な自分の周囲ではそのようなものはありません(主婦仲間とかではあるのかもしれませんが)。
ただ、エレベーターに乗って上層階用に乗る人や、より高い階のボタンを押す人はどことなく得意気に見えます。実際に、高層階になればなるほど価格は上がるので、下層階の家族と上層階の家族では雰囲気が違うようにも見えます。


3.立地

タワーマンションは、基本的に地価が高い所に立てられます。地価が高いということは、利便性が高い所です。
私の住むタワーマンションは都市の駅前というか、デッキで駅までつながっているため雨に濡れずに駅まで行くことができます。駅周辺の百貨店にもデッキてつながっているため、買い物は非常に便利です。マンションには、ショッピングカートが用意されており、そこからショッピングカートを持って行くことで、買い物したものを積んで帰ることができます。当然、駅前なので飲食店も豊富にあります。


4.セキュリティー

マンションにはオートロックがあり、自宅の鍵のICタグで非接触式に認識させて入ります。さらに、エレベーターホール前にも同様のロックがあるため、二重のロックを解除しなくては入ることができません。
ただ、500戸近くあるので常時人の出入りがあります。誰かについて入り込むことができてしまうので、あまり当てにはできません。
来客者は、部屋番号を入荷してインターホンを鳴らすと、住人は部屋で遠隔でロック解除が可能です。一度解除したら、一定時間エレベーターホールのロックで部屋番号を入力したらロック解除されるので、住人は何度もインターホンに出る必要はありません。


5.揺れ

タワーマンションの高層階は風で常に揺れているという噂を聞いたことがありますが、マンションの規模にもよるかもしれませんが、私の住むタワーマンションでは揺れを感じる事はありません。
バルコニーに出られない程の突風が吹くことも、まずありません。
地震の際は、大きな振幅でゆっくり揺れます。なので、棚の物が落ちる可能性は一般的な住宅より低いと思います。ただし、揺れが収まるまでの時間はその分、長時間になります。


6.天気


今、くもりなのか雨が降っているのか、がわからないことがあります。
地面に当たる雨の音で、雨が降っているかを判断する事が多いのですが、地面ははるか下にあるので濡れているかしか分からないため、今雨が降っているのか、雨がやんで地面が濡れているのかは1階に下りるまで分からないことが多いです。
また、湿度が高い雨上がりの朝などは雲の中に入ってしまうため、窓からの景色が真っ白で地面が見えない事もあります。そういう場合は、地上からはマンションの上部が見えなくなっています。


7.設備

宅配ボックス

通販が盛んになっている現在では必須の設備です。大小様々なサイズのボックスが約50あります。今のところ、ボックスが一杯で持ち帰りになる荷物はほとどありませんが、今後さらに通販が盛んになった場合は宅配ボックスが一杯になってしまう可能があります。
逆に在宅して荷物を受け取る場合、宅配屋はまとめて数軒のインターホンを鳴らした後に、複数世帯分の荷物を台車に載せて順次各世帯へ届けるので、最悪インターホンが鳴ってから30分ぐらい待つこともあります。


エレベーター

私のマンションは約500戸の比較的大型のタワーマンションです。エレベーターは低層階用3台、高層階用3台、荷物用1台の計7台設置されています。
朝のラッシュ時であってもエレベーターに乗れないということは今までほとんどありません。ただ、電車と同じで確実に乗るには、上層階用、低層階用のそれぞれのエレベーターの最上階に住むのが確実だと思います。
一方で、大きな地震の際にはエレベーターが止まるため、部屋に戻れない、部屋から出られないという事態に陥ることもあります。これはタワーマンションならではの問題点です。



共用スペース

マンションによっては、ジムやプールがある所もあるようですが、多くのタワーマンションには、キッチンが備わった料理教室ができるようなパーティルーム、雑誌等が置いてあるライブラリ、来客が泊まる宿泊部屋があるようで、私が住んでいるタワーマンションにも備わっています。
宿泊部屋はハイシーズンには予約するのは困難です。
ライブラリは部屋に書斎を持てない家族世帯のお父さんや、学生の自習に利用されています。
パーティルームではケータリングで料理屋を呼ぶこともできるため、規模の大きなホームパーティや子どもの誕生日会などで重宝します。
何より、自分の部屋に来客者を入れなくてよいので、部屋を片づけたり、散らからずに済みます。


内廊下

多くの一般的なマンションの廊下が外に面しているのに対し、多くのタワーマンションでは廊下は室内にあります。エントランスを入ったら、ホテルのように部屋までエアコンの効いた屋内を通って行くことができます。


駐車場

タワーマンションの駐車場は、自走式駐車場とタワー型パーキングに大きく分けられます。自走式駐車場の場合は、多くの場合地下にあります。また、タワー型パーキングのマンションには少数の自走式駐車場を備えていますが、駐車料は割高になります。自走式駐車場は出庫時間を気にせずに乗る事ができるのがメリットです。
私のマンションでは大部分がタワー型パーキングで数台のみ自走式平面駐車場(屋外)となっています。タワー型パーキングでは、出庫させるのに時間がかかる上、朝のラッシュ時に出庫が重なると時間がさらにかかります。
私はタワー型パーキングを使用していますが、朝のラッシュ時には出庫するのに20分かかったこともあります。しかし、屋内のタワー型パーキングなので、車が日に焼けない上、夏場冬場でも車内の温度はそれほど問題にならないレベルに維持されます。


コンシェルジュ

多くのタワーマンションではコンシェルジュが常駐しています。私のマンションのコンシェルジュは、クリーニングの預かり、宅配便の発送、共用スペースの予約、マンション内イベントの予約受付、ロビーホールでのコーヒーや軽食の販売をしています。なにかあったときにとりあえず相談できるので助かります。


実際に住んでみての感想

まず、このマンションはこのエリアではシンボル的存在であるため注目されている建物です。なので、このマンションに住んでいるというだけである種のステータス性があります。そういった意味で、所有欲はとりあえず満たされます。
高層階では、気圧も低くなり、私はエレベーターで25階ぐらいを通過するときに耳抜きが必要になります。中耳炎になったら辛いかもと思いながら、幸い中耳炎にならずに済んでいます。
部屋の中は、普通のマンションです。モデルルームとかドラマとかで見る豪華なしつらえは、自分で工務店に発注して取り付けている物です。デフォルトではただのマンションです。
ネット環境は、一軒家に比べると劣ります。おそらくマンション内では回線を共有しているためと思われますが、どんなに早い回線契約をしても夜20時~23時ぐらいの回線が混む時間には速度が落ちます。シビアなオンライン対戦ゲームをする人にとっては問題になるレベルです。
騒音は、駅直結マンションなので、近くを鉄道が通っているため列車が通るたびに音がします。また、だいぶ遠くからの音も遮るものがなく届くので、救急車や消防車のサイレン、自動車の騒音などが常時聞こえてきます。
窓は2重ガラスになっていて遮音性、断熱性に優れているため、窓を閉じている状態であれば部屋の中の静穏は保たれます。一応、窓を閉めた状態であっても空気を取り込める取り込み口があり、換気扇は24時間換気になっています。しかし、窓を開けて外気を取り入れる時はテレビの音を大きくしないと聞こえなくなります。

タワーマンションに住むというのはメリットデメリットありますので、一度は試してみるのもいいかもしれません。資産価値という観点からも、購入時の価格より大きく下がるというのは、現状ではあまりなさそうなので。

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