2017年12月2日土曜日

【レビュー】iPad Pro 9.7 (SIMフリーモデル)


iPad pro 9.7は現在は旧モデルとなっていて、現行品ではiPad pro 10.5となります。



iPadの変遷

2010年 第1世代 iPad
2011年 第2世代 iPad (iPad 2)
2012年 前半に第3世代の「新しいiPad」、後半に第4世代 iPadとiPad mini
2013年 第1世代 iPad Air、第2世代 iPad mini(iPad mini 2)
2014年 第2世代 iPad Air(iPad Air 2)、第3世代 iPad mini(iPad mini 3)
2015年 iPad pro(12.9インチ)、第4世代 iPad mini (iPad mini 4)
2016年 iPad pro(9.7インチ)
2017年 第5世代 iPad、iPad pro(10.5インチ)、iPad pro2(12.9インチ)

私が購入したのは2016年10月だったので、iPad Air2、iPad pro(9.7インチ)、iPad pro(12.9インチ)、iPad mini 4の4種類の中から選択したということになります。


iPadを購入した理由、使用用途

最近dマガジン、楽天マガジン、amazon unlimitedなどの電子雑誌の読み放題サービスがいろいろとあります。その中で、楽天マガジンが読みたい雑誌ラインナップと料金的に自分に合致するサービスとして開始しました(月額380円)。元々、Androidタブレットは持っていましたが、画面が10.1インチ(1280*800(150ppi))であったため、字がつぶれてしまい縦画面で1ページずつ見る必要があったこと、Tegra2という古いCPUでパワー不足のためページめくりの動作が緩慢で使いにくかったことから、タブレット端末を買い替えることにしました。
なので、基本的には電子雑誌を読むためのタブレット選びでした。


画面サイズ、解像度

電子書籍を読むにあたって、画面解像度は重要になります。たとえどんなに画面が大きくても、解像度が低いと字がつぶれてしまうため読むことができなくなり、わざわざ読みたい文字を拡大をしながら読むという手間がかかります。iPadに使用されているretinaディスプレイは、その名の通り通常使用の距離ではドットが人間の網膜(retina)の識別限界を超える画素数であるとのことでしたので、これを基準に解像度を選びました。
画面サイズは、タブレットは大きく分けて約8インチ、約10インチ、約12インチ(それ以上)の3パターンになります。
8インチでは解像度が良くてもA4雑誌では字が小さくなってしまい、見開き表示はできなくなってしまいます。一方、家で置きっぱなしにして見開きの雑誌を読むのであれば12インチ以上が最適なサイズとなりますが、出張や旅行に持っていくことを考えるとかさばってしまいます。
なので、10インチ前後が持ち運びや取り出しやすさ、文字サイズを考えると雑誌を読むにはちょうどいいのではないかと思います。
iPad proは本体サイズが変わらずに9.7インチから10.5インチとなりましたが、持ち運びと雑誌の読みやすさの両立という意味では素晴らしい進化だと思います。


タブレットのOSの選択(Android or iOS)

楽天マガジンはAndroidかiOSのみのサポートですので、windowsタブレットは選択肢から外れます。まずは、私はスマホでもAndroidを使用しているので、Androidタブレット端末を探しました。アプリがスマホとアカウント共有できるためです(iOSだと新アカウントになるのでアプリが全て買い直しになってしまいます)。しかし、画面の解像度がfullHDより上の物はXPERIA Z4 Tablet(2560*1600)しかありませんでした。しかし、XPERIA Z4 Tabは発売から1年以上経過していたため、メーカーからの出荷終了状態で入手は困難でした。
このため、画面解像度でiPadシリーズに浮気することになったのです。iPadシリーズの画面解像度は、iPad mini4(2048*1536) 、ipad pro9.7とiPad Air2(2048*1536)、iPad pro12.9(2732*2048)です。
iPad 購入直後に、ASUS  ZenPad 3s 10 LTE(Z500KL)が画面解像度(2048*1536)で発売されました。あと1か月購入が遅ければおそらくこちらを選んでいたと思います。


iPad Air2 or iPad pro 9.7

ここまでで、当時は9.7インチのiPadしか選択肢が無いということになりました。しかし、9.7インチiPadには、iPad Air2 と iPad pro 9.7の2種類がありました。同じメモリ容量の製品がないのですがiPad Air2 wifi(16GB:44800円、64GB:55800円)、iPad pro 9.7 wifi(32GB:66800円、128GB:84800円、256GB:102800円 )であることから大体2万円の価格差があると考えられます。

では2万円の価格差の価値があるのでしょうか?

・プロセッサーの違い:
iPad Air2は2014年発売、iPad pro9.7は2016年発売なので2年差があります。私はノートPCやタブレットの性能的寿命は5年と考えているので、5年間で価値がゼロになるとすると約5万円の物で発売が2年違えば、割り算で2万円の価格差があったとしても許容範囲内と考えられます。なにより、Androidタブレットでページ送りの遅さにイライラしていたので、処理速度が速い方がいいだろうという判断もありました。

・Apple Pencil:
iPad proのみでApple Pencilは使用することができます。Apple Pencilはこれまでのスタイラスペンとは一線を画する使い心地の入力ペンです。手を画面につきながら描いていても、手は認識されないでペン先だけを認識してくれます。筆圧や認識も素晴らしいものです。イラストを普段から書く人であればこれだけで十分にiPad proにする価値はあります。ですが、本気でイラストを描くには9.7インチは小さいと思いますので、iPad pro 12.9インチをお勧めします。
ちなみに、私はイラストを描くこともペン入力も必要のない生活をしているのでApple Pencilが使えることはあまり関係がありませんでした。
せっかく、iPad pro 9.7を買ったからという理由で半年以上経過してから家電量販店のポイントで買った程度の物です。

・4K映像の撮影:
iPad proでは4K動画の撮影をすることができます。が、スマホで撮影することはあってもタブレットで撮影することはほとんどないのであまり関係がありません。
海外で外国人がタブレットで撮影しているのを結構見かけるので、世界的には需要のある差異なのかもしれません。

なので、処理速度重視でiPad pro 9.7インチに決定しました。


Wifiモデル or セルラー版

セルラー版とはSIMカードスロットを装備している機種になります。Wifi版に比べて16000円高くなります。最近はレストランや空港でもFree Wifiが飛んでいたりしているので、インターネット接続に関しては以前よりもだいぶ環境が良くなっていると思います。しかし、Free Wifiの中には接続時に認証手続きが必要となる場合も多いため余計な手間がかかります。私の職場では、無線LANの使用を禁止されているため職場内にWifiが飛んでいないため、ネットにアクセスするにはモバイルWifiやスマホでテザリングなどを自分で回線を準備する必要があります。持ち運び機器を減らしたい、スマホのバッテリーをテザリングで消費したくない、スマホキャリアのデータ使用量を消費したくないという理由もあり、セルラー版にしました。
セルラー版は、通信キャリアではなくApple storeで購入した分はSIMフリーのため、MVNOを含めどこのSIMカードでも使用することができます。通信キャリアSIMではデータ利用料が高額であるため、MVNOを使用することとしました。このため、Apple storeでSIMフリーのセルラー版を購入しました。

(無線LANの事を便宜上Wifiと表記していますが、Wifiが無線LANの規格であることは承知しています。)


実際に使用してみて


サイズ、画面の解像度

雑誌にもよりますが、横画面でA4の雑誌を見開きにしても文字を読むことが可能です。しっかり読む分にはやはり縦画面で1ページ表示の方が目が楽です。持ち運びにも特に問題なくちょうどいいサイズです。


バッテリー寿命

雑誌を読んだり、ネットブラウザを1日使う分には十分持ちます。約10時間の動画再生ができるので、飛行機の中でも寝る時間を考慮するとヨーロッパ便であっても十分なバッテリー寿命です(ビジネスクラス以上であればコンセントもついているので充電しながらのフライトも可能ですが)。


音響(スピーカー)

iPad Air2と異なり、スピーカーは4つ装備されているため、横画面・縦画面のどちらでも左右にスピーカーが配置されるのでサラウンド環境で動画を視聴することができます。音割れすることもなく空間に広がる音響で、本当にタブレットのスピーカーかと疑うレベルです。


カメラ

カメラ性能はフロントカメラ(画素数2576*1932、f2.2、31mm)、リアカメラ(4032*3024、f2.2、29mm)と最近のスマホやタブレットでは高いスペックを誇ります。リアカメラではフラッシュも使用可能です。動画は4K/30fps撮影が可能で、特に発熱や処理落ちなどはありませんでした。
リアカメラはこれまでのモデルとは異なり、飛び出しているためケースを付けない状態でテーブルの上に置くと少し傾斜してガタつきます。ケースの装着が必須のデザインになりました。


Apple Pencil


先述した通り、イラストを描いたりすることのない私にとってはあまり必要のないものです。メモアプリでは確かに鉛筆の様に書いて、蛍光ペンでハイライトすることはできます。ですが、電子書籍やPDFに手書きで行間を書き込んだり印を付けたりするアプリが無い(知らない)ので使用勝手はあまりよくないです。
それと、Apple Pencilを収納できるケースがあまりありません。ケースの外側についているものもありますが、ペンケース状のものは邪魔になる上に取り出しにくく、外にペンを裸で装着するタイプはペンの損傷が心配になります。
今使っているケースはサードパーティ製ですが、ペンの収納スペースはありますが少し重いのが欠点です。



電子雑誌や電子書籍リーダーとしては十分な性能です。
ただ、デフォルトの日本語入力は不便で使い物にならない上、iOS版のAtokにはアドレスバーへの入力バグがあって不便なため改善してもらいたいものです。

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